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 ・12月24日~26日(クリスマス)
 ・12月30日~1月2日(年末年始)
 【 12月23日までのご入金分 】が年内中のお届けに間に合います!
 ご注文はぜひお早めにお願いいたします。(在庫がある商品のみ。フライトの状況により変わる場合もございます。)
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	2022.11.25ウェブサイトリニューアルに伴い、送料が変更となりましたが12月30日(金)まで「送料1200円、お買い上げ12,000円で送料無料」を実施しております! 
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	2022.11.22アメリカ時間の11月24日(木)はサンクスギビング祝日のため配送センターはお休みをさせていただきます。 
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	★当店からのメールが届かない事例が発生しております。 ご注文メール、問い合わせの返信が届かない場合には迷惑メールを確認のうえ【shop@usa-dr-supple.shop-pro.jp】のアドレスをセーフリスト(受信リスト)へご登録いただくようお願いいたします。
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よくあるご質問
よくあるご質問を見る運営者情報

Dr.小澤栄治
自然療法医科大学で全米一といわれるBastyr University を卒業後、医師免許を取得。自然療法医師としてロサンゼルスで15年以上、西洋医学に変わる総合的治療に力を入れている。
のみお届けします。
ドクターサプリUSA では、私のクリニックで効果があった「ドクターズサプリメント」だけをセレクトしてご紹介しています。予防医学、サプリメント治療の先進国アメリカで生まれた「ドクターズサプリメント」ですが、日本では残念なことにまだあまり浸透してはいません。
      アメリカで自然療法のひとつとして成果を上げている「ドクターズサプリメント」をぜひこの機会に知っていただき、体の不調やお困りの症状の改善、健康維持に役立てていただくことを願っております。
ドクター小澤のYouTube
Youtubeチャンネルへ自然療法によるアトピー治療|ステロイドに頼らない根本改善・油・ビタミン・ハーブの実践法
自然療法によるアトピー治療|ステロイドに頼らない根本改善・油・ビタミン・ハーブの実践法

目次

ステロイドの限界と副作用
「薬を塗れば一時的に楽になる。でも、何年たっても治らない」――これがステロイド治療の現実です。
さらに心配なのは、ステロイドを長く使い続けることで、喘息、慢性鼻炎、副鼻腔炎などの別のアレルギー疾患を引き起こす可能性があることです。
ステロイドの功罪
ステロイド外用薬は、確かに強力な抗炎症作用を持っています。急に悪化した時の激しい炎症を抑えるには有効です。しかし、その本質を理解しておく必要があります。
ステロイドは、体の中で作られる「コルチゾール」というホルモンを化学的に強化したものです。コルチゾールは「ストレスホルモン」とも呼ばれていて、組織を分解する作用があります。
長く使い続けると、次のような問題が起こります:
- 腸のバリアが壊れる:腸もれが起こりやすくなる
- 腸内細菌のバランスが崩れる:善玉菌が減って悪玉菌が増える
- 免疫が弱くなる:感染症にかかりやすく、治りにくくなる
- コラーゲンが作られにくくなる:皮膚や粘膜の回復が遅れる
- 皮膚のバリアが弱くなる:アレルゲンが入りやすくなる
- 気道の粘膜も弱くなる:喘息やアレルギー性鼻炎のリスクが高まる
つまり、ステロイドを長く使うと、アトピーが長引く悪循環を生み出してしまうのです。
アトピー治療の3つの柱
第1回(アトピー性皮膚炎と腸内環境|自然療法で根本から改善する方法 )、第2回(アトピーと食品アレルギー|米・小麦・母乳との関係と腸から改善する食事法)で解説したように、アトピーは皮膚と腸がつながった全身の炎症疾患です。ですから、治療には次の3つのアプローチが必要です。
- アレルギー反応をコントロールする
- 腸内環境を整える
- 全身の炎症を抑える
この3つすべてに同時に取り組むことで、初めて根本的な改善が可能になります。
炎症を抑える油の選び方:オメガ3とオメガ6のバランス
油の質が炎症を左右する
私の診療で印象的だったのは、食べる油の種類を変えただけで、夜のかゆみが劇的に減った患者さんが何人もいたことです。
炎症をコントロールする上で、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスがとても大切なんです。

オメガ3脂肪酸:炎症を抑える油
オメガ3脂肪酸(EPAやDHA)は、体の中で炎症を鎮める物質を作り出してくれます。特に、亜鉛と一緒に摂ると、炎症を抑える効果がさらに高まることが分かっています。
主な供給源:
- 青魚(サバ、イワシ、サンマ、サケ)
- 亜麻仁油
- チアシード
- くるみ
オメガ6脂肪酸:良いものと悪いもの
オメガ6脂肪酸には3つのタイプがあり、それぞれ効果が違います。
1. アラキドン酸(炎症を起こしやすい)
- 牛肉、豚肉、卵、乳製品に多い
- 炎症を起こす物質の材料になる
- 摂り過ぎには注意
2. リノール酸(どちらでもない)
- サラダ油、大豆油、コーン油に多い
- 体の中でアラキドン酸に変わる
- 今日の食生活では摂り過ぎになりがち
3. ガンマリノレン酸(炎症を抑える)
- 月見草オイル、ボラージ油(ルリジサ油)に多い
- 皮膚の乾燥を防いで、炎症も抑える
- アトピー改善に特に効果的

理想的なバランス
研究では、オメガ3:オメガ6 = 1:4の比率が最も理想的とされています。しかし、今日の食生活では、オメガ6が圧倒的に多く、1:10〜1:30くらいになっています。
避けたい油
酸化した油
- 揚げ物、スナック菓子、ドーナツなどの古い油
 ⇒炎症をかなり悪化させます。
トランス脂肪酸
- マーガリン、ショートニング
 ⇒細胞を傷つけて、炎症を促します。
実践的なアドバイス
- 魚を週3回以上食べる
- サラダ油をオリーブオイルや亜麻仁油に変える
- 揚げ物や加工食品を減らす
- 月見草オイルのサプリメントを試してみる
 ■月見草オイル
■月見草オイル月見草オイルに豊富に含まれるガンマリノレン酸は細胞膜を覆い、体全体の乾燥を防ぎます。ガンマリノレン酸は炎症を抑える必須脂肪酸としても知られお肌や胸など女性のデリケートゾーンの炎症を抑える働きや女性ホルモンの働きを整える働きがあり、生理不順、生理前の不快を和らげ、胸のしこりを緩和します
https://drsuppleusa.com/?pid=23324406
ビタミン療法
ビタミンA:皮膚を修復する
ビタミンAは、皮膚の細胞が成長して、健康に生まれ変わるのに欠かせません。
効果:
- 皮膚のターンオーバーを正常にする
- 乾燥、かゆみ、炎症を軽くする
- 皮膚のバリア機能を保つ
- アレルゲンや刺激物の侵入を防ぐ
ただし、妊娠中や授乳中は飲むサプリではなく、皮膚に塗るクリームを使ってください。クリームも濃度が高すぎると刺激が強いので、低濃度のものを選びましょう。また、ビタミンA入りのクリームは日光に弱いので、夜に使うのがおすすめです。
ビタミンD:免疫を整える

ビタミンDは免疫の働きを調整して、過剰な炎症を抑えることで、アトピーのかゆみや炎症を和らげてくれます。さらに、皮膚のバリア機能を改善したり、回復を早めたり、感染症を防ぐ効果もあります。
ビタミンDは日光を浴びることで皮膚で作られますが、炎症がある部分に強い日差しが当たると色素沈着が強くなって変色してしまうことがあります。患部に直接日光が当たらないように気をつけてください。
サプリメントで摂る場合は、子どもは1日に12.5-25μg、大人は25-50μgを目安にしましょう。ただし、摂り過ぎると副作用があるので、定期的に医療機関で血中のビタミンD値を測定することをお忘れなく。
ビタミンE:皮膚を守る
ビタミンEは強力な抗酸化・抗炎症物質で、フリーラジカルや酸化ストレスによるダメージから皮膚を守ってくれます。
また、皮膚に必要な脂質のバランスを保って、保湿と皮膚のバリア機能をサポートすることで、乾燥、かゆみ、炎症を抑えます。そして、掻きむしってできた小さな傷の治りを早めて、皮膚の変色や厚くなるのを防ぎ、感染症のリスクを減らすのにも効果的です。
 ■ビタミンE 100%天然の複合型・高濃度
■ビタミンE 100%天然の複合型・高濃度ビタミンEは特に脂肪やコレステロールの酸化を防ぎ、お肌のエイジングケアに効果を発揮します。この他にビタミンEの研究では間欠跛行(運動時に起こる足の痛み)、生理前症候群、更年期障害、生理痛、癲癇、肝炎、リューマチ、高血圧への治療への有効性が認められました。https://drsuppleusa.com/?pid=157287741
ビタミンC:コラーゲンを作る
ビタミンCは、抗酸化作用や傷の治りを早める効果、コラーゲンの生成を促進することで、皮膚の健康を維持する効果があり、アトピー治療に欠かせない栄養素の一つです。
ハーブ療法
アトピーの治療に効果的なハーブには、甘草、ホーリーバジル、ネトル、コレウスフォルスコリ、カレンデュラなどがあります。
甘草(カンゾウ)
甘草は、昔から漢方薬として、アトピーを含むさまざまな皮膚の病気に使われてきました。
甘草の根には、炎症を抑える作用やかゆみ止め作用があることが確認されています。さらに、抗酸化物質が含まれていて、アトピーの炎症や皮膚のバリア機能の低下の原因となる酸化ストレスから皮膚を守ってくれます。
甘草は、健康な皮膚のバリアを保つのに必要な脂質やタンパク質の産生を増やすことで、皮膚のバリア機能の改善に役立つことが示されています。アトピーの方は皮膚のバリア機能が弱いため、皮膚感染症にかかりやすいですが、甘草には細菌や真菌に対する抗菌作用があることから、感染症予防にも効果的という、まさに万能な生薬です。
ホーリーバジル

ホーリーバジルはインド原産で、独特の甘い香りが特徴です。抗アレルギー、抗ヒスタミン、抗炎症作用があるハーブで、かゆみや腫れを抑えるのに効果的です。甘みがあるため、ハーブティーとして気軽に飲むことができます。
ネトルの葉
ネトルの葉には、フラボノイド、ポリフェノール、植物ステロールなど、炎症を抑える効果を示す様々な植物成分が含まれています。これらの成分は、アトピーに伴う炎症や赤みを抑える効果があります。
また、ヒスタミンの放出を抑える作用があって、アトピーに伴うかゆみなどの症状を和らげてくれます。さらに、ネトルの葉には抗酸化物質が豊富に含まれていて、酸化ストレスや炎症から皮膚を守る効果もあります。ネトルの葉は、クセのない味なので、ホーリーバジルなどとブレンドしてハーブティーとして飲むことができます。
コレウスフォルスコリ
コレウスフォルスコリは、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」で昔から使われてきたハーブです。特にその根には「フォルスコリン」という有効成分が含まれています。
フォルスコリンには炎症を抑える作用があることが研究で分かっています。体の中で炎症を起こす物質が作られ過ぎるのを防いで、かゆみや赤みなどを和らげてくれます。
さらに、免疫の働きを整える作用もあるため、アトピーのように免疫が過剰に反応してしまう状態を落ち着かせるサポートをします。
フォルスコリンは「cAMP(環状アデノシン一リン酸)」という、細胞が活動する時に欠かせない物質を増やす働きがあります。このcAMPが増えると、
- 炎症を起こす物質が減る
- 免疫のバランスが整う
- 皮膚のバリア機能が強くなる
といった良い効果が期待できます。
まとめると、コレウスフォルスコリは「炎症を抑えて、免疫を整えて、皮膚を守る力を高める」ハーブと言えます。
カレンデュラ
カレンデュラは、ヨーロッパを中心にさまざまな皮膚の病気に使われてきた長い歴史を持つハーブです。その美しい花は、ポットマリーゴールドとして観賞用にも楽しまれています。
この美しい花には、炎症を抑える作用、傷の治りを早める作用、抗酸化作用、抗菌作用、かゆみ止めなど、皮膚にとてもいい効果があります。患部に直接塗ることで効果を発揮するので、クリームなどになっている製品がおすすめです。
 ■カレンデュラクリーム
■カレンデュラクリーム皮膚の炎症、雑菌の繁殖を抑え、回復を早めることから傷、やけど、湿疹に大変効果的です。カレンデュラクリームはかゆみを止め、保湿力もあるのでアトピーや乾燥肌、肌荒れにも。
https://drsuppleusa.com/?pid=49056035
バイオフラボノイド
緑茶に含まれるカテキン、レスベラトロール、ケルセチン、ヘスペリジンなどのバイオフラボノイドは、炎症を抑える作用や酸化によるダメージから皮膚を守る働きがあります。
また、ケルセチンやヘスペリジンは、ヒスタミンの放出を防ぐ働きが強いため、かゆみ対策にも効果的です。これらの成分はサプリメントでも摂取することができます。
ホメオパシー
アレルギーとかゆみをコントロールする有効な治療法として、私はホメオパシーを使用します。大きく分けて二つの使い方があり、一つは症状が急に強くなった時だけ使う急性レメディー、もう一つはその人の体質や長期的な症状の傾向に合わせた慢性体質レメディーです。

急性のかゆみ止め的レメディー
ここでのホメオパシーは、発作的に出るかゆみや炎症などの「今つらい症状」を一時的に和らげるレメディーです。適切に使うことで、アレルギー反応のコントロールにとても役立ちます。症状が急に強くなった時だけ短期的に使って、落ち着いたらやめるという使い方です。
🟢 アレルギー反応全般にはHistaminum(ヒスタミナム)
🟢 じんましんのようなブツブツが出て、チクチクする時にはUrtica(ウルティカ)
🟢 赤く水ぶくれのようになった時にはApis(エイピス)
🟢 乾燥、赤み、ストレスで悪化する時にはPhosphorus(フォスフォラス)を使います。
慢性体質レメディー
その人の体質や長期的な症状の傾向に合ったものを選んで、根本的にバランスを整えていきます。長期的に服用して体質改善を狙うため、レメディー選びは慎重に。体質に合ったものを少量、一定期間ごとに与えます。普段は体質レメディーを基本にして、数週間から数か月かけて体質の調整を行います。
1. Sulphur(サルファー/硫黄)
- 適応の特徴- 強いかゆみ、特に夜や温まると悪化する
- 掻き壊しやすく、赤く熱を帯びた皮疹
- 入浴や温かい布団でかゆみが増す
 
- 典型的なタイプ:暑がりで、皮膚が赤くただれやすいタイプ
2. Graphites(グラファイト/黒鉛)
- 適応の特徴- じゅくじゅくした湿疹、黄色っぽい粘りのある分泌液
- 皮膚が厚くなって、ひび割れやすい
- 耳の後ろや首まわりなどに出やすい
 
- 典型的なタイプ:皮膚が乾燥と湿潤を繰り返すタイプ
3. Rhus toxicodendron(ラストックス/ウルシ)
- 適応の特徴- 水疱や赤みを伴う皮疹
- 掻くことで少し楽になるがまたすぐかゆくなる
- 温めるとかゆみが楽になることが多い
 
- 典型的なタイプ:湿度や冷気で悪化するかゆみ
4. Calcarea carbonica(カルカエア・カーブ/炭酸カルシウム)
- 適応の特徴- 小児アトピーに多い
- 冷えやすく汗をかきやすい
- 頭や顔にじゅくじゅくした発疹
 
- 典型的なタイプ:体力が弱く、ぽっちゃり体型の子ども、風邪をひきやすい
生活習慣の改善
デトックス(体内の毒素を出す)
体に溜まった毒素を出すことは、アトピー治療にとても大切なステップです。デトックス方法はいろいろありますが、最も重要なのはこれ以上毒素を体に入れないことです。
特に殺虫剤、除草剤、食品添加物や合成保存料は脂肪に溶けやすい性質があって、体に入ると脂肪細胞に取り込まれて蓄積する傾向があります。そのため、できるだけ有機栽培の野菜を食べて、加工食品、ファーストフード、コンビニ弁当、スーパーの惣菜などは避けてください。
デトックスを促進するには、脂肪に蓄積した毒素の排出を高める遠赤外線サウナ、リンパの流れを良くするリンパドレナージ、肝臓の解毒機能を高めるひまし油パック、肝機能を向上させるハーブの摂取などを行うことで、治療のスピードを速めることができます。
肌の乾燥・ダメージを抑える
一度掻き始めると、かゆみがどんどん悪化して、皮膚が厚くなっていくのがアトピーの特徴です。掻き過ぎると感染症の心配もあるため、特に赤ちゃんの場合は爪をこまめに切って、ミトンを着用させるなどして対応してください。

また、皮膚にカレンデュラのクリームを塗ることでかゆみをコントロールできます。
さらに、汗をこまめに拭き取って、皮膚を清潔に保つこともかゆみを防ぐポイントです。乾燥はかゆみを引き起こしやすくするため、乾燥した患部にはホホバ油やボラージ油(ルリジサ油)を使うと良いでしょう。
ストレスの改善
イライラや短気、ネガティブな感情がアトピーの症状を悪化させることが知られています。また、ストレスもアトピーを悪化させる要因です。アトピーの方は心配性になりやすいため、ストレスをうまくコントロールすることが重要な治療要素となります。
私の実践的アドバイス
これまで解説してきた治療法を、どのように日常生活に取り入れるか、実践的なアドバイスをまとめます:
食事の基本

- オメガ3を意識する:週3回以上の魚食、亜麻仁油の活用
- 油を見直す:サラダ油からオリーブオイルへ、揚げ物を減らす
- 食物繊維を増やす:野菜、海藻、オートミールを毎日
- レジスタントスターチ:冷やご飯、豆類を活用
- お米の種類:もちもち系からあっさり系へ変更を検討
サプリメントの活用
ハーブティーの習慣
- ホーリーバジル+ネトル+緑茶のブレンド
 ⇒1日2〜3回、食間に飲む
スキンケア
- カレンデュラクリームを常備
- ホホバ油やボラージ油で保湿
- ビタミンAクリームは夜のみ使用
生活習慣
- 十分な睡眠(7〜8時間)
- ストレス管理(瞑想、ヨガ、深呼吸)
- 適度な運動(汗をかいたらすぐ拭く)
- 化学物質を避ける(オーガニック製品の選択)
まとめ:根本からの改善を目指して
アトピー性皮膚炎の根本的な改善には、対症療法ではなく、体全体のバランスを整える包括的なアプローチが必要です。
ステロイドは確かに症状を一時的に抑えますが、長期使用は逆効果になることもあります。自然療法は時間がかかることもありますが、副作用が少なく、根本的な体質改善につながります。
重要なのは:
- 腸内環境の改善(第1回:アトピー性皮膚炎と腸内環境|自然療法で根本から改善する方法で解説)
- アレルゲンの特定と除去(第2回:アトピーと食品アレルギー|米・小麦・母乳との関係と腸から改善する食事法で解説)
- 抗炎症栄養療法(本記事で解説)
- 適切なハーブやホメオパシーの活用
- 生活習慣の見直し
これらすべてを統合的に実践することで、多くの方が改善を実感しています。
私の長男の経験、そして多くの患者さんの経験から言えることは、アトピーは必ず良くなるということです。時間はかかるかもしれませんが、根気強く取り組んでいただきたいと思います。
もちろん、症状がひどい場合や急性期には、必要に応じて従来の医療も活用しながら、徐々に自然療法にシフトしていくというアプローチもあります。
大切なのは、自分の体の声を聞いて、何が自分に合っているのかを見つけることです。この記事が、あなたやあなたの大切な人のアトピー改善の一助となれば幸いです。
 
<参考文献>
ステロイドの副作用
- Hengge, U. R., et al. (2006).
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 Journal of the American Academy of Dermatology, 54(1), 1–15.
 理由: 外用ステロイドの副作用を包括的にレビュー。
オメガ3・オメガ6脂肪酸
- Calder, P. C. (2015).
 Marine omega-3 fatty acids and inflammatory processes: Effects, mechanisms and clinical relevance.
 Biochimica et Biophysica Acta (BBA) – Molecular and Cell Biology of Lipids, 1851(4), 469–484.
 理由: オメガ3の抗炎症作用の詳細なメカニズム。
- Simopoulos, A. P. (2002).
 The importance of the ratio of omega-6/omega-3 essential fatty acids.
 Biomedicine & Pharmacotherapy, 56(8), 365–379.
 理由: オメガ3:オメガ6比率の重要性を示す古典的論文。
- Horrobin, D. F. (2000).
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 理由: アトピーにおける必須脂肪酸代謝とガンマリノレン酸の役割。
ビタミンD
- Camargo, C. A., et al. (2014).
 Randomized trial of vitamin D supplementation for winter-related atopic dermatitis in children.
 Journal of Allergy and Clinical Immunology, 134(4), 831–835.e1.
 理由: ビタミンD補給の臨床試験でアトピー改善を実証。
ビタミンA、E、C
- Pullar, J. M., et al. (2017).
 The roles of vitamin C in skin health.
 Nutrients, 9(8), 866.
 理由: ビタミンCの皮膚健康における役割を包括的にレビュー。
ハーブ療法:甘草
- Saeedi, M., et al. (2003).
 The treatment of atopic dermatitis with licorice gel.
 Journal of Dermatological Treatment, 14(3), 153–157.
 理由: 甘草ゲルのアトピー治療効果を示す臨床試験。
ハーブ療法:ネトル
- Roschek, B., et al. (2009).
 Nettle extract (Urtica dioica) affects key receptors and enzymes associated with allergic rhinitis.
 Phytotherapy Research, 23(7), 920–926.
 理由: ネトルの抗アレルギー作用のメカニズム。
ハーブ療法:カレンデュラ
- Pommier, P., et al. (2004).
 Phase III randomized trial of Calendula officinalis compared with trolamine for the prevention of acute dermatitis during irradiation for breast cancer.
 Journal of Clinical Oncology, 22(8), 1447–1453.
 理由: カレンデュラの皮膚保護効果を示す第III相臨床試験。
バイオフラボノイド
- Mlcek, J., et al. (2016).
 Quercetin and its anti-allergic immune response.
 Molecules, 21(5), 623.
 理由: ケルセチンの抗アレルギー作用を包括的にレビュー。
ホメオパシー
- Siebenwirth, J., et al. (2009).
 Effectiveness of a classical homeopathic treatment in atopic eczema.
 Complementary Therapies in Medicine, 17(4), 209–214.
 理由: ホメオパシーのアトピー治療効果を示す臨床研究。
プロバイオティクス
- Kim, S. O., et al. (2014).
 Effects of probiotics for the treatment of atopic dermatitis: A meta-analysis of randomized controlled trials.
 Annals of Allergy, Asthma & Immunology, 113(2), 217–226.
 理由: プロバイオティクスのアトピー治療効果のメタアナリシス。
総合レビュー(必須)
- Weidinger, S., & Novak, N. (2016).
 Atopic dermatitis.
 The Lancet, 387(10023), 1109–1122.
 理由: アトピー性皮膚炎の最も包括的で権威ある総説。Lancet掲載。記事全体の信頼性を大幅に高める。




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