【新型コロナ対策に伴う手荒れに悩んでいませんか？手荒れの季節の正しいハンドケアをご紹介】

新型コロナウイルス(Covid-19) の症例が確認されてから1年が経ちました。待ち望まれたワクチンも実用化に漕ぎ着けましたが、治療法の確立やワクチンの世界的な普及にはまだ相当の時間を要すると思われます。そのため、感染予防対策として今後も「マスク着用」「手洗いの徹底」「身体的距離の確保」という新しい生活様式（ニューノーマル）を継続することが必要です。

コロナ禍で手荒れに悩む人が増えている！

日本では外出から帰った時や公共物に触れた後に手洗いをするというのはごく当たり前の習慣でした。しかし、新しい生活様式を実践する中で手洗いや消毒の頻度が増えた結果、手荒れに悩む人が増加しています。

手荒れのメカニズム　

肌の表面を覆っている皮脂膜は、脂肪酸やワックスなどの成分で構成されており、外的刺激から皮膚を守るとともに、皮膚内の水分の蒸発を防いで肌の潤いを保つ役割を果たしています。皮脂膜は石鹸で洗うと一時的に取り除かれてしまいます。時間の経過とともに皮脂膜は再形成されますが、手はもともと身体の他の部位より皮脂腺が少ない上、石鹸を使った手洗いの回数が増えることで、皮脂膜の再形成は追いつきません。皮脂膜というバリアが破壊されてしまうと、水分はどんどん蒸発し、外からの刺激も受けやすくなります。これが乾燥や手荒れに至る仕組みです。

手荒れは、手洗い後の水分の拭き残しやアルコール含有のハンドサニタイザーを使うことで引き起こされることもあります。肌の表面に残った水分やアルコールが蒸発するとき、皮膚の水分まで一緒に蒸発してしまうので、乾燥の原因となるのです。

手荒れと感染症リスクとの関連性　　

手荒れで肌が敏感になったり痛みを感じるようになると、手洗いや消毒、拭き取りが不十分になりがちです。加えて、乾燥やひび割れという皮膚が傷ついた状態では、ウイルスや細菌は肌に残りやすい上に、侵入しやすくなるため、感染リスクが上がってしまいます。　

正しい手洗いとハンドケア

手の保護・保湿はもちろん、感染症予防のためには、正しいハンドケアを行うことが大切です。ハンドケアは、「手洗い」→「拭き取り」→「保湿」の３ステップで１セットと心得てください。

♦ 手洗い

石鹸を泡立てたら、手のひら・手の甲・指先・指の間・手首に至るまで、20秒以上かけてゆっくり丁寧に洗いましょう。手洗いには、ぬるま湯程度の水温が最適です。

♦ 拭き取り

完全に水気が取れるまで、トントンとタオルで軽く叩くように押し拭きしてください。（ゴシゴシ擦るのは厳禁！お肌が傷ついてしまいます。）

♦ 保湿

水分を拭き取り後、すぐに保湿クリームやハンドクリームで水分と油分を補いましょう。

ハンドサニタイザー（除菌用のハンドジェル、ハンドスプレー、ウェットティッシュなど）

一般的なハンドサニタイザーにはアルコールが含まれています。Covid-19 感染予防対策として、CDC（アメリカ疾病予防管理センター）では、石鹸と水による手洗いができない場合の代替手段として60%以上のアルコールを含むサニタイザー使用を推奨しています。　

石鹸を用いた手洗いによって、手の汚れ、有害化学物質、そしてあらゆる細菌を洗い流すことが可能です。一方、ハンドサニタイザーは泥汚れ、脂汚れ、殺虫剤や重金属などの有害化学物質の除去には不向きですが、 コロナウイルスやインフルエンザウイルスのようなエンベロープウイルス（脂質二重膜の構造）の能力を弱める効果が見られます。水と石鹸がない時に “すぐに消毒ができる”という点で、ハンドサニタイザーは便利なアイテムです。　

お肌に優しいハンドサニタイザー

アルコール含有のハンドサニタイザーは刺激が強く、肌に残ったアルコールが蒸発するときに皮膚の水分も一緒に蒸発してしまうので、乾燥や手荒れの一因になります。除菌はしたい、でもアルコール入りのサニタイザーは使いたいくないという方には「ナチュラル・ハンドバリアー」がおすすめです。この商品は、アルコールの代わりにモノラウリンという天然の抗菌・抗ウイルス物質を配合した100%植物性の天然除菌ハンドサニタイザーです。

♦ モノラウリンとは？

健康や美容を意識している人の間で人気の高いココナッツオイル。ココナッツオイルの成分の約半分はラウリン酸という中鎖脂肪酸が占めています。ラウリン酸は体内での消化の過程でモノラウリン（モノラウリン酸グリセロール）という物質に変換されます。モノラウリンが優れた抗菌・抗ウイルス作用を有することは複数の研究で確認されています。　

♦ 「ナチュラル・ハンドバリアー」の特徴

モノラウリンの抗菌・抗ウイルス作用によって、手についた細菌を99.9%除菌することが可能であるほか、イソプロピルアルコールを含まないため、使用後に肌が乾燥することはありません。さらに、保湿効果が高くなるよう成分配合されているので、皮膚に天然のバリアー機能をもたらしてくれます。安全性も高く、1日に何度でもご使用いただけます。

 

手荒れ対策におすすめのクリーム　

ハンドケアの第３ステップである「保湿」。保湿のために、どのようなクリームを使えばよいのでしょう？多くの皮膚科医師はワセリンを推奨しています。ワセリンは肌への密着力が高く、油膜でしっかりと表皮を覆います。しかし、ワセリンのベトベト感がちょっと苦手という方もいるでしょう。水分が逃げないようにしっかりフタをする＋皮膚の修復を促す＋除菌効果もある・・・　そんなダブル効果、トリプル効果が期待できるハンドクリームが欲しい方におすすめのハンドクリームをご紹介します。

• ホメオパシー・カレンデュラクリーム

殺菌、抗炎症、皮膚の修復作用をもつカレンデュラは、古くからさまざまな皮膚疾患に使用されてきたハーブです。このハーブを主原料とした「ホメオパシー・カレンデュラクリーム」は、保湿力や手荒れの軽減に大変効果的です。化学製品を含まないため、赤ちゃんから大人まで、どんな肌質の方でも安心してお使いいただけます。

• ラベンダー万能クリーム

皮膚に柔軟性と潤いを与えるココナッツオイルとシアバター、皮脂膜の代わりのような役割を果たしてくれるアプリコットカーネルオイル、殺菌・抗菌・癒傷作用のあるラベンダーオイルとティーツリーオイル・・・　これらの成分を含む「ラベンダー万能クリーム」が肌の万能薬であることは一目瞭然！お肌の乾燥や手荒れの修復・予防に有効です。　

≪手荒れに効果的な天然スキンケア≫

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Reference: Int J Environ Res Public Health. 2020 May 11;17(9):3326. doi: 10.3390/ijerph17093326. J Food Saf. 1982 Mar;4(1):1-12. doi: 10.1111/j.1745-4565.1982.tb00429.x. Epub 2007 Apr 3.