【ASD－自閉症スペクトラム】の症状を改善するエッセンシャルオイル

自閉症スペクトラム(ASD)は、コミュニケーションや行動に問題のある症状を持つ発達障害です。以前は自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害などに分けられていましがた、現在はまとめて自閉症スペクトラム（ASD）と呼ばれています。

最初の兆しや症状は2歳から3歳ころに現れる事が多いのですが、中には２歳になる前にASDと診断されてしまう子もいます。アメリカでは59人に1人、日本でも100人に1人がASDと言われているように珍しい症状ではありません。

とは言え特効薬もなく、ケガをしない為に症状を抑えるというような一時的な対症療法しかないのが現状です。

ASDの症状

ASDを患う子供たちは、ごっこ遊びに興味がない、一人でいるのが好き、人と視線を合わせない、身体を触られるのが嫌い、名前を呼んでも振り向かない、落ち着きがない、繰り返し同じ事をする、表情が乏しいなどの症状を伴い、その程度に個人差はありますが、社会性、コミュニケーションに問題を来してしまいます。

ASDの原因

原因は、生物学的、環境、遺伝的な要因、またリーキーガットや食物アレルギー、先天性代謝異常などがあげられていますが、どれも特定はされていません。

自然療法による症状改善

加工食品は避け、できるだけ自然のものを食べる、またグルテンや乳製品などアレルギーを引き起こしやすいものを避ける事が大切です。サプリメントであれば、脳の機能を上げたり、炎症を抑えるオメガ-3、また、ASDを持つ子供たちは消化の問題も持ちやすい事が多いので、プロバイオティクス、消化酵素などがおすすめです。

ASDの症状改善に効果のあるエッセンシャルオイルたち

残念ながら、医学界においてエッセンシャルオイルのASD症状改善についての研究は十分ではありません。また、エッセンシャルオイルはASDの治療薬でもありません。しかし、頭をシャープにしたり、心を静めたり、集中力を上げる働きのあるエッセンシャルオイルはASD患者の症状改善の助けとなっており、アロマセラピーを利用する方は増えてきているようです。薬を飲むのが難しい小さなお子さんにも効果的に使う事ができるという利点もあります。

♦ ベチバー

研究により、ベチバーはADHDの障害を持つお子さんに大きな効果があった事が報告されています。ベチバーは少し甘みのある土の臭いのような独特な香りを持っており、神経を鎮める働きと、体全体を刺激する働きが知られています。ASDの障害者にも、集中力を上げる、指示や方法の理解力が上がる、イライラが落ち着くなどの効果が見られ役立っているようです。

♦ シダー
シダーは、鎮静効果やリラックス効果が高い事で知られています。その香りはメラトニンの前駆体であるセロトニンの分泌を促すので、イライラの多い子供を安らかな睡眠に導いてくれるでしょう。

♦ フランキンセンス
ストレスの軽減、昂る神経をなだめるなどの作用を持つフランキンセンス。古くから祈りや瞑想時に使われてきました。ASDのネガティブな感情や反応を軽減するのに役立ちます。また、フランキンセンスは心拍数を落ち着かせる、血圧のバランスを整える働きも持っています。

♦ サンダルウッド
フランキンセンスと同様に、古くから宗教的儀式にも使われてきたサンダルウッドは、頭をクリアにする、気持ちを静める、リラックスできるなどの作用があります。こういった作用はASDの子供たちの症状の改善にも役立っています。

※その他にもラベンダー、ローズマリー、マンダリン、イランイラン、ベルガモット、ペパーミントなども効果的です。

使い方

ディフューザーで焚く、またはキャリアオイルとブレンドしてマッサージします。首、頭頂部やおでこ、胸、お腹、脚や足の裏などに塗布して優しくマッサージしましょう。お子さんへのブレンドについては、下のリンクをご覧ください。また少量のキャリアオイルとブレンドしてお風呂に加えるのも効果的です。症状には個人差がありますので、合うものを見つけて使いましょう。

≪併せて読みたい≫

「精油のブレンド何％？子供にはどうしたらいい？」アロマテラピーの基礎知識 第8回

注意点

服用薬との関係、また症状の個人差もありますので、事前に主治医や専門医にご相談ください。エッセンシャルオイルにアレルギー反応が出る方もいるので、事前にパッチテストを行いましょう。

≪ASDを改善するサプリメント≫

リーキーガット修復サプリ　（バニラ味）のご購入はこちら
プロバイオティクス200億プラスのご購入はこちら
消化酵素-Vのご購入はこちら