【毒素・老廃物】デトックスで疲労回復する5つの方法　

「体がだるい」「なかなか疲れが取れない」と悩んでいる方は、もしかすると体内に毒素や老廃物が溜まっているのかもしれません。これらを排出するには、デトックスに注力するのがおすすめ！その方法についてはさまざまな種類があります。この記事では疲労回復の効果が期待できるデトックス方法を5つご紹介しています。ぜひお試しください。

疲労感の解消にはデトックスがおすすめ！その関係性とは

デトックス（解毒）とは、体内に溜まった毒素や老廃物などを排出し、体内を浄化することです。

もともと私たちの体には肝臓の解毒機能、腎臓や腸の排泄機能などにより、体内の不要・有害物質を外に出す能力があります。その9割以上は便と尿から排出されます。

ところが、不規則な生活やストレスによって腸の働きが悪くなり、便秘に悩む人も少なくありません。排出されるべき有害物質が体内にとどまった状態なのです。

さらに、食品や日用品、環境などから非常に多くの有害物質に晒され、私たちの肝臓には過大な負荷がかかっています。肝臓の酷使は肝臓疲労を招き、代謝や解毒の処理能力が低下します。肝臓で解毒しきれない有害物質は体内を循環することとなり、やがて炎症や体調不調を引き起こします。また肝臓の代謝機能低下は、食事から摂取した栄養を体に必要な物質やエネルギーに変換することを困難にします。

化学物質（医薬品等を含む）、酸化ストレス、あるいは精神的ストレスによって、ミトコンドリアの機能が低下することが様々な研究で明らかになっています。体内のエネルギーの90%を生成しているミトコンドリアの機能障害は、エネルギー不足や疲労につながります。

さらに、ストレス過多や毒素の蓄積は副腎疲労を引き起こします。副腎疲労も体調不良や倦怠感の原因になります。

こうしたことから、エネルギー不足や疲労のリスクを減らすには、有害物質を適切に解毒＆排泄することが有効と言えるのです。とは言え、現代社会では環境汚染や食品添加物と無縁に生きることはほぼ不可能・・・。そのため、自発的なデトックスへの取り組み、そして体の解毒器官が適切に機能できるような食事や生活習慣が求められるのです。

老廃物を排出して疲労回復！おすすめのデトックス方法

ゆっくり入浴する

便や尿に比べ、入浴による発汗で排出できる毒素はごくわずかです。しかし、代謝促進、血行促進、むくみ緩和、リラックス＆安眠効果・・・と入浴が心身にもたらす効果は大きく、体の解毒システムをサポートしてくれます。

お湯に浸かるだけでも十分ですが、ちょっとした工夫で、デトックスサポート効果をさらに上げることが可能です。例えば、当サイトでも度々ご紹介しているエプサムソルトの利用！エプサムソルトをお風呂に加えると、温熱＆発汗効果はもちろん、代謝やエネルギー産生には不可欠なマグネシウムを皮膚から効率的に吸収することができます。この他、生姜を入れた「生姜湯」、リンゴ酢を入れたお風呂なども血行・発汗促進効果がある上、とてもお手軽です。

リンパドレナージ（リンパマッサージ）

体の余分な水分や毒素の除去、免疫力の維持などの役割を担うリンパ。リンパは心臓のようなポンプ機能が備わっておらず、筋肉収縮などによる刺激に助けられながら体内をゆっくり流れています。ところが、筋力や運動量の低下、加齢などによりリンパの流れが停滞すると、体液や老廃物・毒素が蓄積され、むくみや体調不良、疲労の原因となるのです。そこでおすすめなのがリンパマッサージ。リンパマッサージは自分でやっても効果は得られますが、知識と技術をもつプロによるリンパドレナージという施術を受けると、リンパはより流れやすくなり、滞りを確実に改善することができます。

食生活を見直す

まず心がけるべきことは、有害物質をできるだけ体に取り込まないこと。入浴やリンパドレナージで老廃物の排出を促しても、ジャンクフードを摂り続ければ元の木阿弥です。体内の炎症の原因となりうる精製糖や加工食品を避け、肝臓の負担になるアルコールもほどほどにしましょう。

そして、お水をたっぷり飲むこと！毒素や老廃物の大半は便・尿を通して排出されるため、十分な水分補給で利尿を促し、スムーズなお通じをもたらすことはとても大切です。

また、肝臓の働きをサポートしたり、解毒を促す食材を積極的に食べましょう。

• ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなどアブラナ科野菜に含まれるスルフォラファンという成分は、肝臓の解毒酵素を活性化します。

• 小松菜やホウレンソウに豊富に含まれるクロロフィル（葉緑素）は、肝臓や消化管の解毒作用を助けます。また、クロロフィルを豊富に含むクロレラには肝臓保護作用に加え、重金属類の排出効果があります。

• 排泄機能だけでなく、食べ物とともに入ってきた有害物質を識別して排除する免疫機能も有する腸。プロバイオティクス、そして食物繊維を含むプレバイオティクスを積極的に摂って腸内環境を良好に保ちましょう。

• アボカドに含まれる脂肪酸が、毒素であるD-ガラクトサミンから肝臓を保護します。

• りんごに含まれるペクチンは、水銀や鉛など有害金属の排出を助けます。

• 玉ねぎ、長ネギ、ガーリック、ニラ、コリアンダーなどには、キレート作用（水銀、ヒ素、カドミウムなどの有害金属を包み込み、体外へ排出する）があります。

• レモンのクエン酸には抗酸化作用や肝機能改善作用があります。毎朝１杯のレモンウォーターは、スーパーモデルやセレブの間でブームになっているデトックス習慣です。

サプリメントやデトックスプログラムを利用する

食事、入浴、運動、マッサージ・・・と、日常生活で実践できるデトックス方法は多々ありますが、より高い効果を得るにはサプリメントを利用するのもよいでしょう。サプリメントには、有害金属の排出を促進するものや、肝機能や腎機能をサポートするものなどがあります。これらに加え、一定期間に集中して取り組むデトックスプログラムもおすすめです。デトックスプログラムは、解毒機能サポートと栄養補給の両面から安全かつ効果的に体全体のデトックスが行えるよう設計されており、体に負担をかけることなく体内環境をリセットすることが可能です。

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ドクター小澤が１5年以上の自然療法医師としての知識と経験から開発された体質改善のためのデトックスプログラム。ダイエット、アレルギー体質、慢性疲労、肌荒れ、不妊治療・妊活などに。
https://drsuppleusa.com/?pid=147894032

 

デジタルデトックスもおすすめ

暇さえあればスマートフォンをいじってしまう、SNSや動画から目が離せないという方も少なくないでしょう。ネットを通じて大量かつ真偽不明な情報が絶え間なく入ってくる昨今、こうしたデジタルデバイス依存が、睡眠障害・抑うつ症状・ストレスの増加と関連していることが多数報告されています。143名の大学生を対象としたある研究において、ソーシャルメディア利用を1日30分に制限すると孤独感やうつ症状が大幅に改善されることが確認されました。デジタルデバイスの長時間利用を避けることは、眼精疲労とそれに伴う頭の疲れを予防するだけでなく、心の疲れを防ぐことにもつながるのです。

まとめ　〜　デトックスで疲れを解消しよう

私たちの体には、代謝副産物、アルコール、化学物質、有害金属といった老廃物や毒素を解毒・排出する素晴らしい機能があります。ところが現代を生きる私たちは、体がもつ処理能力をはるかに上回る量の毒素を摂り込んでおり、私たちの肝臓や副腎はオーバーワーク状態。それに伴い、毒素の蓄積、代謝の低下、エネルギー不足となり、疲れやすい体になるのです。疲労を抱えた体では免疫力が低下し、病気のリスクも高まります。有害物質をできるだけ体に持ち込まない食事や生活習慣、そして体が本来もつ解毒機能の強化と適切な排泄が、疲労から心身を守ります。

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デトックスとは。　デトックスが必要な理由は？

Reference:Toxicology. 2017 Nov 1;391:90-99. doi: 10.1016/j.tox.2017.07.009. Epub 2017 Jul 27. Toxicol Sci. 2013 Jul;134(1):1-17. doi: 10.1093/toxsci/kft102. Epub 2013 Apr 29. Psychosom Med. Feb/Mar 2018;80(2):126-140. doi: 10.1097/PSY.0000000000000544. 26 DEC 2018https://doi.org/10.1152/japplphysiol.00407.2018 Daru. 2014 Jun 2;22(1):46. doi: 10.1186/2008-2231-22-46. Nutrients. 2015 Jan 14;7(1):552-71. doi: 10.3390/nu7010552. J Med Food. 2007 Mar;10(1):134-42. doi: 10.1089/jmf.2006.023. J Agric Food Chem. 2001 May;49(5):2215-21. doi: 10.1021/jf0015120. Forsch Komplementmed. 2007 Dec;14(6):358-64. doi: 10.1159/000109829. Forsch Komplementmed. 2007 Dec;14(6):358-64. doi: 10.1159/000109829.