- アメリカ医療用サプリメント専門店 ドクターサプリ USA ホーム
- ブログ
- Dr.Ozawaナチュロパシー
- デトックスとは? なぜデトックスが必要なの?
デトックスとは? なぜデトックスが必要なの?
- 2022/5/22
- Dr.Ozawaナチュロパシー
- デトックス, デトックス、化学薬品, デトックス、環境汚染, デトックス、食品添加物, ホルモンバランス異常, 体質改善, 毒素、蓄積, 生活汚染毒素, 自家毒素, 解毒機能低下

デトックスとは? なぜデトックスが必要なの?
デトックスとは?
日本でもよくデトックスという言葉を耳にする機会が増えていると思いますが、そもそもデトックスとは何でしょうか?
私達の体にはアルコール、薬、様々な化学物質、ホルモン、体の代謝老廃物などを分解して体外に排出する機能が備わっています。

解毒の大半は肝臓で行われ、腎臓から尿へ、腸から便へと排出されます。
この解毒、排出機能を促進するのがデトックスです。
なぜデトックスが必要なのか?
人間の体には本来解毒機能が備わっているのに、なぜデトックスを行う必要があるのか?
それには5つの大きな理由がります。
1.環境汚染

知っての通り過去数十年を通して我々の環境は、汚染悪化の一途をたどっています。この環境汚染物質は、年々蓄積増加され、毎年1千万トン以上の化学物質が世界中の工場から排出されていると言われています。そして世界中で排出される汚染された空気や水は、大気や海流にのって世界全体に広がってしまいます。
2.食の安全性

日本は食品添加物の規格がゆるく、レトルト食品や加工食品には大量の保存料や食品添加物が使用されています。アメリカ産の肉製品には生産過程で大量のホルモンと抗生物質が使用されており、鶏肉の生産過程では飼料にヒ素を加え成長を早めるなどのあらゆる方法が行われています。養殖魚は狭いイケスで育てられているため抗生物質が使用されています。また天然の大型魚のマグロやカジキマグロなどには水銀などの重金属が蓄積してます。野菜にも農薬が多く使用され、海外からの輸送途中では防腐剤などが使用されます。
3.化粧品や日用品

化粧品を使用する女性は男性よりも多くの化学物質にさらされている傾向にあり、洗剤、石鹸、シャンプー、リンス、基礎化粧品、メークアップ、日焼け止め、制汗剤、香水、消臭スプレーなど毎日使用する製品によって日々、化学物質は体内に蓄積されています。
4.解毒機能の低下
体の解毒機能は、十分な栄養素を必要とします。しかしながら、現代の食生活では十分な栄養素を摂れていないことに加えて、殆どの方が大量の砂糖と脂質を消費しています。この大量の砂糖と脂質を代謝するために栄養素が使われるため、十分な解毒が行われません。
5.毒素の蓄積
様々な化学物質が体に入り込むことで解毒許容量を超えたり、体の解毒機能が低下していると、化学物質が体に徐々に蓄積していきます。これらの化学物質や重金属は一度体に蓄積してしまうと取り除くのが難しいという特徴があり、放っておくと体も心も荒んでいくという結末を向えてしまいます。

ドクター小澤が10年以上の自然療法医師としての知識と経験から開発された体質改善のためのデトックスプログラム。ダイエット、アレルギー体質、慢性疲労、肌荒れ、不妊治療・妊活などに。
https://drsuppleusa.com/?pid=147894032
体に蓄積した毒素が及ぼす悪影響
では体に毒素が溜まると、どの様な影響があるのでしょうか?
1. ホルモンバランス異常

肝臓は毒素の解毒を常時行っていますが、多すぎる毒素で手いっぱいになると解毒機能は低下します。そうすると本来の肝臓の働きである代謝機能は悪化し、ホルモンバランスに異常をきたします。ホルモンバランスの異常により生理不順、PMS、更年期障害、不妊の原因となります。
≪併せて読みたい≫
生理痛を自然療法で解消
【更年期障害】 ホルモン補充療法は必要??? 自然療法で更年期を乗り切る方法!
また環境汚染物物質のうちBPAやダイオキシンなどは、ホルモン撹乱物質と呼ばれます。このホルモン撹乱物質は本来、体に備わっている様々なバランスを崩してしており、女性の生理痛や生理不順、不妊、男性不妊、草食系男子、慢性疲労などはこのホルモンバランスの乱れが原因のひとつです。
≪併せて読みたい≫
【副腎疲労(アドレナルファティーグ)】慢性ストレスによる疲労や鬱状態の疾患です。
2. 遺伝子へのダメージ

体に蓄積した化学物質や重金属は、フリーラジカルや活性酸素を大量に放出します。このフリーラジカルを抑えるには抗酸化物質が必要になりますが、毒素が充満した状況では慢性的に抗酸化物質が不足します。フリーラジカルは細胞を傷つけ回るだけでなく、遺伝子にもダメージを与えてしまいます。ダメージを被った遺伝子は正常に働くことができずガン化を引き起こしてしまうのです。ここ数十年でのガン患者の急増は、環境汚染と体に蓄積した毒素の影響が多いのは紛れもない事実です。
3. 炎症の慢性化
様々な毒素は直接免疫システムを刺激して炎症反応を引き起こします。またフリーラジカルを大量に発生する毒素は、抗酸化物質の不足を招きます。特に重要な抗酸化物質のグルタチオンが不足すると、炎症を抑えることが困難になり、アレルギー、皮膚炎、関節炎などの炎症を止めることができなくなってしまいます。こうして慢性化してしまった炎症は様々な病気(自己免疫疾患、循環器病、アルツハイマー、ガンなど)の原因となるのです。
≪併せて読みたい≫
アトピーは自然療法で治る。
4. 体調や体型

エネルギーの生産が上手に行えず疲労しがちになったり、脂肪が蓄積しやすい体になってしまいます。
体に蓄積された物質の中にオビソゲンと呼ばれる有害物質があり、脂肪細胞を増やしたり大きくする作用を持っています。このような化学物質を取り込むと、カロリーを制限しても体は脂肪を溜め込んでしまいます。
毒素の種類

毒素、毒素、毒素?どの様な物質が毒素なのでしょうか?ここで言う毒素とはフグ、トリカブト、毒キノコなどの急性中毒を引き起こすものではありませんが、微量の物質が長年体に影響を与える毒素です。主に3種類に分けることができます。
1.環境汚染毒素
- 工場、鉱山、油田からの排出
- 自動車の排気ガス
- 化学溶剤(ペンキ、建築素材、ドライクリーニング)
- 重金属
- 殺虫剤、除草剤
- 放射性物質
2.生活汚染毒素
- ファーストフード、レトルト食品
- 化粧品
- タバコ
- お酒
- カフェイン
- 薬
- 芳香剤、除臭剤
- 洗剤、クリーニング用品
- 食品添加物、合成着色料、合成保存料
- 肉、乳製品(ホルモン剤、抗生物質)
- 砂糖、精製食品
3.自家毒素

- 細菌、カンジタ、カビの異常繁殖による代謝物
- 代謝老廃物
- 未消化の食品
- ストレス
Reference: Neuro Endocrinol Lett. 2013;34(1):38-46., Rev Endocr Metab Disor 18. No2 2017: 207-14., Diabetes Care 41 no. 1 2018: 193-205., Alt Med Rev 7, No. 4 2002 336-39., Adv Cancer Res 60 1993: 157-80., Am J Clin Nutr 61, no3 Suppl 1995: 6512-8s., Drug Metab Rev 47, no. 4 015: 401-5., PharmacolmRev 62, no. 1 2010: 1-96., Altn Med Rev 1998: 187-98., Mediators Inflamm 2018 2018: 4159013., Chem Res Toxicol 28 no. 1 2015: 38-42., PLos One 11, no. 2 201: e0148042., Alt med Rev 15., no. 4 2010:352-60.