ホリデーシーズンを健康で楽しく！

一般的に、１年の中でも年末のホリデーシーズンは、世界中で様々なイベントや祝祭が行われるなど、多くの人々が最も多忙に感じる時期ではないでしょうか。日本でも12月は「師走（しわす）」と呼ばれ、僧侶（師）でさえも東奔西走する多忙な様から名付けられたという説の通り、年末年始は会社や家族の様々なイベントなどで国全体が忙しいムードに包まれます。そのため、特にこの時期は暴飲暴食や睡眠不足、運動不足などが重なり、体調を崩す人が多く見られるようです。また、活気にストレスを感じて気分が落ち込んだり、うつ症状や不安症などが出て「ホリデーブルー」に陥る人も多くいます。せっかくの休日が心身の負担とならないようにするためにも、過ごし方には十分な注意が必要です。

健康的なホリデーシーズンの過ごし方

食事のコントロール

パーティーや外食など普段とは違うホリデー期間中の食生活は脂肪や糖質、塩分、アルコールなどの摂取が多くなり栄養が偏りがちになります。そのため身体への負担も大きくなり体調不良の原因となるため注意点として
　
　１）食物繊維なども一緒に摂ること
　２）常に適度な量を意識して暴飲暴食を避けること
　３）十分な量の水を飲むこと

などを心得ておきましょう。ただし、ストイックになり過ぎるのもかえってストレスを生む原因となるので、適度な量を楽しむ意識を持つことが大切です。

適度な運動をルーティーンに

休暇中はのんびりと過ごしたい気分や寒さなどで、外出するのが億劫になり、身体を動かす機会が減ってしまいがちですが、できるだけこまめに身体を動かす工夫をすることは大切です。特に食事をした後はウォーキングやペットの散歩、室内でもできる軽いスクワットや足踏み運動など、簡単な運動をするだけでも血糖値の急上昇を予防できると言われています。ご馳走の後は軽い運動をぜひ実践してみましょう。

十分な睡眠時間の確保

連日の夜更かしなど、普段の生活リズムから大きく外れるようなことは避け、睡眠時間はしっかりと取りましょう。また、アルコールの過剰摂取は交感神経を優位にしてしまい、眠りが浅くなったり中途覚醒などの原因になり、睡眠の質を下げてしまうので、飲酒の機会が多くなりがちなホリデーシーズンは、特に量には注意を払って適度な飲酒を楽しむ工夫をしましょう。

ストレス対策

巷の活気に気圧されて自分に無理を強いることは避けましょう。出来るだけ普段通りの生活を崩さず、無理のないスケジュールを前もってプランしておくと良いですね。そして休息できるリラックスタイムを持つことも大切です。過度のストレスは免疫機能やホルモンバランスを不安定にするなど、心身に不調をもたらす原因となるため、自分なりのストレス解消策を持つことは大変重要なポイントになります。周りの空気に合わせて自分に我慢を強いる必要はなく、自分が一番心地よく感じることを最優先にすることが大切です。

アメリカ心理学会によると、40％近くの人がホリデーシーズンにストレスを感じるという調査結果が出ています。さらに精神的疾患を持つ人の64％がコンディションが悪くなるというデータもあり、ホリデーブルーになる人は決して少なくないことがわかりますね。

せっかくのホリデーシーズンも体調不良では台無しになってしまいますね。まずは体調管理に十分配慮して、休暇中も無理のない生活を送ることが大切です。年末年始休暇は1年間を締めくくり、また新しい年を元気に迎えるための準備期間とする人も多いでしょう。心身ともに健康で楽しいホリデーシーズンを送るように心がけ、健康第一で新年のスタートを迎えてくださいね。
HAPPY HOLIDAYS!!

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参照：
https://www.worldhealth.net/news/enjoying-heart-healthy-thanksgiving/
https://www.wellesley.edu/sites/default/files/assets/departments/humanresources/files/benefits/staying_healthy_during_the_holidays_-_nonumber.pdf
https://health.ucdavis.edu/blog/cultivating-health/10-tips-to-reduce-stress-and-take-care-of-yourself-during-the-holidays/2023/12