【ジャックフルーツ】が奇跡のフルーツと呼ばれる理由～栄養満点でダイエット効果やガン予防も！

ゴツゴツとした表面とドリアンのような見た目のジャックフルーツ。ジャックフルーツは低カロリーなのに豊富な栄養素に加え、食物繊維もたっぷり含まれています。ダイエット効果、抗がん作用、美肌効果、免疫力アップ、便秘解消、消化機能の改善などといったたくさんの嬉しい効果があることから、「奇跡のフルーツ」と呼ばれ、ここ最近、注目され人気が高まっています。

ジャックフルーツの味はマンゴーやパイナップルと似ていてとても甘く、その甘い香りと味は予想通りトロピカル。大きいものでは２５kg以上にもなる世界最大のフルーツで、東南アジア、アフリカ、ブラジルなどの熱帯地域で栽培されていています。フルーツとして食べるだけでなく、カレーやシチューなどの煮込み料理やサラダなどの料理にも幅広く使われています。日本ではパラミツと呼ばれ沖縄で栽培されていますが、缶詰やドライフルーツなどは輸入食品のお店や通販などで購入することができます。

ジャックフルーツの栄養素とカロリー

ジャックフルーツには、炭水化物、タンパク質、食物繊維、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB群（チアミン、ナイアシン、リホフラビン、葉酸）カルシウム、マグネシウム、カリウム、マンガン、リグナン、鉄、リン、亜鉛、ナトリウムなどが含まれています。また、抗酸化物質のルテイン、ゼアザンチン、ベータカロチンなども豊富に含まれ、免疫力アップやガンの予防にも大きく期待できます。 カロリーは、１００g 当たり９４cal と低カロリーなのも嬉しいですね。

どんな働きがあるの？

ジャックフルーツにはたくさんの嬉しい働きがあります。
♦ ダイエット、美肌効果
ジャックフルーツは脂肪がなく、低カロリーなのにも関わらず、豊富な栄養素に加え、食物繊維はたっぷり。満腹感もあるので、ダイエット中のスナックとしてオススメです。また、ジャックフルーツに含まれる豊富なビタミンは肌のつやを良くし、シワの予防にも効果的です。

♦ 抗がん作用、ガン予防、免疫力アップ
ジャックフルーツに含まれるビタミン C は免疫力を高めます。加えて、ルテイン、リグナン、イソフラボン、サポニンの抗酸化物質により、肺がん、乳がん、胃がんなどといったがんの予防や症状改善につながります。

♦ 血圧を下げる働き
カリウムは血管拡張剤となり血圧を下げる手助けをしますが、ジャックフルーツ100グラムには、一日に必要なカリウムが5%以上含まれています。血圧を下げると同時に心血管系のストレスを下げることもできるので、血圧を下げる働きだけでなく、心臓発作や脳卒中のリスク低下にも役立ちます。

♦ 心臓疾患の予防
ジャックフルーツには、ホモシステイン（動脈硬化を引き起こす原因物質）を軽減する働きのある食物繊維、ビタミンB6、B12、葉酸が豊富に含まれており、心臓疾患のリスクを減らしてくれます。また、食物繊維は体内のコレステロール値を管理し、動脈や血管におけるプラークの沈着を防ぎ、心臓発作などの心疾患の軽減に役立ちます。

♦ 糖尿病の予防と改善
ジャックフルーツの食物繊維と糖分は、血糖値をコントロールし、体内のブドウ糖とインスリンの放出をコントロールする作用があります。また豊富に含まれるマグネシウムには血圧を下げたり、糖尿病のリスクを下げる働きがあります。

♦ 便秘・消化不良の改善
ジャックフルーツには、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は消化器官を刺激し、便秘、膨満感、胃や腸の痙攣を緩和する効果があります。また、ジャックフルーツの種にも豊富な食物繊維が含まれているので、種を焙煎して食べるのもオススメです。

他にもジャックフルーツには、視力の向上、白内障予防、喘息の症状の緩和、骨粗しょう症の予防、ストレスや疲労の解消など、様々な健康上のメリットがあります。

注意点

ジャックフルーツには、身体にとって嬉しい働きがたくさんありますが、妊娠中の方は流産の危険性が高まりますのでお控えください。また、授乳中の場合は赤ちゃんに腹痛をもたらす原因になることがありますので摂取をお控えください。樺の木の花粉アレルギーがある方は、ご注意ください。
ジャックフルーツは、糖尿病の予防にもつながりますが、特定の医薬品をすでに使用している場合は、副作用を促す恐れがありますので、専門医や主治医などに相談しましょう。