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【カモミール】 癒やし系ハーブの代表

【カモミール】 癒やし系ハーブの代表
カモミールは、ハーブの中でも最も良く知られたハーブの一つかもしれません。カモミールの歴史は古く、古代エジプトの頃から使用され、現在では世界のいたるところで栽培されています。

ヨーロッパやアメリカでは、路地や野原で野生化したカモミールもあるほどで、栽培は容易です。成長すると50センチほどになり初夏に可愛らしい花をたくさん咲かせます。カモミールの薬効部位はこの花にあります。
カモミールの働き
神経、精神系
カモミールには色々な薬効があります。先ず、神経、精神系等に働きかけ、衰弱した神経を癒やし、精神的症状を減らし、神経の正常な働きを戻す作用が最も有名です。

イライラを軽減し、不眠や不安症には非常に効果的で、慢性的なストレスからのダメージを減少させる効果があります。
また痛み止めとしても効果があり、特に神経の痛みや精神的なダメージによって増加する痛みに有効です。
カモミールはストレスを軽減し、副腎疲労の回復を促す効果もあることから、現代のストレスの多い生活には注目すべき働きを持っています。
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カモミールに含まれる揮発成分には、特に穏やかな鎮静作用とリラックス効果が見られます。カモミールの神経への働きはゆっくりとしていますが、穏やかで効果が長続きする傾向があります。
抗炎症、抗痙攣
カモミールの癒やしの効果は、神経や精神だけでなく、炎症を軽減させ痙攣を和らげる働きがあります。この働きは、主にカモミールに含まれる揮発成分によるものです。
胃腸の症状にも有効
カモミールは荒れた胃腸を癒やす効果も確認されています。
胃腸粘膜を修復、強化することで胃炎、潰瘍の治療にも使えます。
また胃腸の平滑筋の緊張をほぐす作用に優れていることから、胃腸の痙攣を緩和してくれます。緊張をほぐす作用は、IBS(過敏性腸症候群)、疝痛、胆嚢の痙攣、痙攣性の下痢、緊張型の便秘に対して有効なハーブです。
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過敏性腸症候群の治療

カモミールを使った研究では、アルコールや非ステロイド性抗炎症剤(NSAID)によるダメージをブロックする働きが確認されました。
カモミールは下痢と便秘の両方に有効なハーブです。これは胃腸の蠕動運動を改善し、痙攣を緩和する働きによるものです。
カモミールの胃腸への働きは他にもあり、逆流性食道炎の緩和や治癒の促進にも有効です。また、吐き気を和らげる働きもあることから、食べ過ぎ、飲み過ぎ等による胸焼けの後にカモミールティーを飲むのも有効な手段の一つです。
吐き気を抑えるハーブとしては生姜が有名ですが、カモミールと合わせて飲んでいただくとより効果が高まります。
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風邪の症状に
風邪や鼻づまりの時、カモミールの煎じた汁で鼻や喉をうがいをしたり、カモミールのスチームを吸い込むことで、殺菌、炎症を抑え、鼻水やタンが出るのを減らしてくれます。
女性の不快な症状に
カモミールは女性特有の症状にも効果的なハーブです。緊張、痙攣を緩和、炎症を抑えることで生理痛を緩和してくれます。

また子宮周辺へのムクミと重み、お腹の張りを伴うような無月経症にも有効です。
イライラや過敏な神経を和らげる働きもあるので、PMS(月経前症候群)の緩和にも効果的があります。また妊娠中の神経過敏、子宮の緊張を和らげる事もできます。
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カモミールパック
カモミールには抗菌作用、抗炎症作用があることから、乾燥したカモミールを水に浸しカーゼなどで包んで直接皮膚に当てることでニキビ、吹き出物の治療にも使用されます。
モノモライや結膜炎などの時には、カモミールの煎じ汁で目を洗い流すこともできます。
また、カモミールのアイパックは目の疲れを癒やし、花粉症などの時の目の痒みを和らげてくれます。
カモミールの注意点
カモミールは小さなお子様でも安心して使っていただけるハーブです。特に小さな子供特有のイライラ、カンシャク、不満、短気、お腹の誇張、疝痛、歯が生え代わる時の痛みとイライラの緩和に効果を発揮します。
カモミールは非常に安全なハーブですが、妊娠初期12週未満の女性が大量に摂取すると子宮が弛緩し流産の恐れがあります。カモミールティーを2-3杯飲んでも一切問題はありませんが、カモミールの抽出成分のサプリメントを摂るときには注意してください。
カモミールティー

カモミールは通常お茶として飲むことが一般的ですが、カモミールの有効成分の一つ揮発成分は熱と蒸気で揮発してしまいますので、カモミールティーを作る時は、蓋付きのカップやティーカップを使かうことでカモミールの癒やし効果を最大限得ることができます。
カモミールティーを作る時は、1カップあたりカモミールの乾燥花を小さじ1-2杯いれて5分程度おいてください。一日あたり3-4杯飲んでいただくと効果的です。
冷たい水で入れることもできますが、お湯で煎じた時よりも苦くなります。カモミールを胃腸の症状に使う時は、この冷水出しの方が効果的です。
カモミールのアルコール抽出液を摂る場合は、一回2-5mlを一日3回ほど取ってください。
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