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ニキビを自然療法で治療
- 2021/8/18
- Dr.Ozawaナチュロパシー, 自然療法/健康情報
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ニキビを自然療法で治療
ニキビは思春期頃から20代の方を悩ませる皮膚のトラブルナンバーワンですが、40代でも悩まされる方はいらっしゃいます。特に女性はホルモンのバランスが崩れる時(生理、妊娠、更年期)にニキビに悩まされる傾向があります。
ニキビが出来るメカニズム
ニキビは色々な原因が重なり発生しますが、ニキビのメカニズムは大きく分けて4つのステップからなります。この4つのステップを理解することが有効な治療に繋がります。
ステップ1:角質層の肥大化

まず角質層がホルモン等の刺激を受け肥大化していきます。それに伴い皮膚のターンオーバーが遅れます。これにより毛穴付近が固くなり毛穴が詰まりやすい状態になります。そして通常はウブ毛を伝って表面に出るはずの皮脂が毛穴に溜まりやすい状況が作られます。皮脂が溜まり固まってしまった状態をコメドと呼びます。
ステップ2:脂漏過多

皮脂腺からの皮脂の分泌が多くなります。皮脂腺は男性ホルモンやインスリン様成長因子-1の影響を強く受けます。特に男性ホルモンの代謝物デヒドロテストステロンは強く皮脂腺を刺激して皮脂を多く分泌させるだけでなく、ステップ1の角質層を刺激する働きもあります。
ステップ3:細菌の増殖と老廃物の蓄積

アクネ菌や黄色ブドウ球菌を始めとする菌が、詰まった毛穴の中で繁殖します。また同時にこれらの雑菌の出す老廃物が毛穴に溜まります。これらの細菌は通常の肌にいる菌ですが、数が多くなると感染、炎症を引き起こします。
ステップ4:炎症

アクネ菌や雑菌はコメドや皮脂を分解しようとします。この時に皮膚に刺激となる脂肪酸や分解酵素が細菌から放出されます。そして白血球と細菌の戦いが始まり炎症が引き起こされます。炎症が大きくなると毛穴周りの組織まで炎症が広がり傷跡が残ってしまうこともあります。
ニキビができる原因
ニキビの原因となりうるものは沢山あります。
まず先程から出てくるインスリン様成長因子-1ですが、ニキビの治療に非常に重要な要素です。このホルモンには角質層の肥大、皮脂の分泌、男性ホルモンの分泌、そして男性ホルモンの悪性代謝を促進する働きがあります。

インスリン様成長因子-1は、糖分の多い食事をすることで血糖値が高くなり、インスリンと同じく分泌量が高まります。これだけでなく、インスリンの分泌が高まると肝臓からインスリン様成長因子-1の分泌が高くなる、男性ホルモンが高まる効果が見られます。結果的に皮脂の過剰生産、皮脂腺の肥大化を引き起こします。

乳製品自体にはインスリン様成長因子-1が含まれているだけでなく、インスリン様成長因子-1の分泌を高めてしまいます。また乳製品には男性ホルモンの前駆体も含まれることからニキビを悪化させる食品の一つと言えます。
男性ホルモンの悪性代謝物であるデヒドロテストステロンは、角質層を肥大化、皮脂の分泌を増加する働きがあります。
ビタミンAの不足は角質層を肥大化させる効果があります。
亜鉛の不足は皮脂の過剰生産を促します。また亜鉛は男性ホルモンの悪性代謝を予防する効果があり、免疫力を高める、傷の治りを早める、炎症を抑えるなどの働きがあります。
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ビタミンAは目の働き、免疫力に欠かせない栄養素です。
皮膚は外界から体を守るだけでなく、解毒機能としての働きもあります。ですから他の解毒器官(肝臓や腸)の働きが充分でない場合、もしくは毒素や老廃物が体に蓄積している時には皮膚の解毒依存度が高まり、毛穴に老廃物が溜まりやすくなります。

この状況が一番わかり易いのは便秘です。便秘がちの方はニキビが出やすくなります。
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ストレスは免疫力を低下させる、炎症を長引かせる、血糖値やホルモンのバランスが乱れるなどの影響によりニキビを悪化させる要素です。
ホコリ、湿気、汚れ等による毛穴の詰まりは皮脂の詰まりとアクネ菌及び雑菌の異常繁殖に繋がりニキビの原因の一つとなり得ます。
ニキビの治療
ニキビの治療には内側からと外側からの両方のケアが必要です。
ニキビ治療に必要な食事法
内側からのケアですがまずは食事です。前述のように甘いもの、乳製品はインスリン様成長因子-1、男性ホルモンの悪性代謝を増やしますので避けてください。脂っこい食事や酸化した食品(フライなどの揚げ物)、トランスファット(マーガリン、ショートニング、古い油)は皮脂の分泌を増やすだけでなく、皮脂を酸化させて炎症を引き起こしやすくしますので、できるだけ避けてください。

食物繊維を多く含む食品は血糖値の上がりを抑えることでインスリン様成長因子-1の分泌を抑えます。また便秘を防ぎ解毒作用を高めますので野菜を多く食べてください。
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またデトックスを行うことで肝臓、腸に蓄積した毒素を大幅に軽減させ皮膚の老廃物の蓄積を減少、皮膚のターンオーバを促進させることができます。
ニキビ治療に必要な栄養素

前述のビタミンA、亜鉛に加えナイアシン、ビタミンE、セレンとオメガ3を摂るようにしてください。ナイアシンは亜鉛と一緒に摂ることで皮膚の炎症を抑える、雑菌の繁殖を抑える、皮脂の分泌を抑える働きがあります。ビタミンEとセレニウムは抗酸化作用、抗炎症作用があります。オメガ3には炎症を抑える働きに加え角質層の肥大化を予防して皮膚を柔らかくする働きがあります。ビタミンAの過剰摂取は副作用がありますので、摂取量を守るようにしてください。またナイアシンは酒さがある方には使えません。

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ニキビ治療と運動
汗をかくことはニキビにとって良くもあり悪く作用することもあります。少量の汗をかくことは湿気や溶けだした皮脂でホコリを付着させ毛穴が詰まりやすい状態を作り出してしまいます。しかし大量に汗をかくことで毛穴が広がり毛穴の中に詰まっていた老廃物の排出が促進されます。ただし汗をかいた後、直ちに洗顔をしませんと少量の汗をかいた状態と同じように湿気でホコリを付着させ毛穴が詰まりやすい状態を作り出してしまいます。
ニキビ治療に重要なスキンケアー

外側からのケアで重要なのは洗顔とスキンケアーです。メイク汚れなどはしっかりを落とすことは重要ですが、洗顔により皮脂を落とし過ぎますと逆に皮脂の生産が過剰になる傾向にありますから、乾燥しすぎるような洗顔はしないでください。乾燥肌だけれどもニキビができやすい方は抗酸化作用のあるオイル(ホホバオイルなど)を塗るのも良いでしょう。
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アクネ菌やその他の雑菌の繁殖を防ぐ殺菌作用のスキンケアー用品を使うことでもニキビを防ぐ効果が高まります。このカテゴリーには薬、エッセンシャルオイル、植物由来成分など色々な製品があります。
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ケミカルピーリーングやマイクロクリスタルピーリングといった施術は角質を取り除き皮膚を柔らかくしてニキビに非常に効果を上げるケースもありますが、敏感な方は皮膚が荒れるケースも有りますので注意してください。
最も安全で皮膚の荒れる心配の少ないものにグリコール酸ピーリングがあります。これはアルファヒドロキシ酸の一つでサトウキビやトマトジュースに含まれる成分です。抗炎症作用、抗酸化作用、角質を薄くする効果、皮膚のターンオーバーを促進する効果、ヒアルロン酸とコラーゲンの生産を促進する効果などが報告されています。
単発のケアをしてもニキビのぶり返しが多いのは、ニキビの原因は一つでないからです。ですから、治療も多方面からのケアが必要になります。皮膚のことなので外側からのケアばかりをする傾向がありますが、体の内側と外側の両面からケアすることで、驚くほどの効果を上げることができます。
またストレスのコントロールや睡眠不足の解消など、基本的な健康管理もニキビ治療には非常に重要です。
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