【カンジダ菌 】色々な症状を発症し慢性的な疾患の原因を自然療法で治癒

カンジダとは

カンジダ菌はイースト菌、もしくはカビの一種で、ごくありふれた菌ですが、カンジダが体内で増殖してしまうと胃腸に限らず泌尿器、内分泌、神経、免疫などの色々な症状を発症し慢性的な疾患の原因となることがあります。

カンジダ菌による症状

主な症状には、原因不明の慢性疲労、胃腸の不快感、ガスが溜まる、おしりの痒み、下痢または便秘、カンジダ膣炎、アレルギーの悪化、風邪などの感染症をぶり返す、慢性な膀胱炎、前立腺炎、不安症および鬱、集中力の欠如、化学物質過敏症、生理痛、月経前症候群、乾癬、湿疹などですが、個人により症状が違います。

また、これらの疾患は他の病状でも起こり得ることから、医師が最初からカンジダ菌を疑う事はまずあり得ません。通常カンジダ菌が異常繁殖している患者さんは色々な専門医に相談し、それぞれが違う診断と治療をしても、一向に症状が良くならない傾向があります。

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カンジダ菌が異常繁殖すると、まず栄養素がカンジダ菌に奪い取られてしまいます。また炭水化物を発酵させガスを発生させます。またカンジダ菌は非常に多くの免疫反応を引起すことが知られ、結果的にアレルギーの症状を悪化させたり、免疫力を低下させ他の感染症にかかりやすい状況を作り出します。そしてカンジダ菌は毒素を吐き出しますので、それによりイライラや不安、鬱といった精神障害、化学物質過敏症、皮膚の疾患、月経障害などを引き押すと考えられています。

カンジダ菌検査方法

カンジダ菌の異常繁殖はカンジダ菌の抗体値を測る血液検査、もしくは便の培養と顕微鏡による検査によって診断できます。

カンジダ菌異常繁殖の原因

さてカンジダ菌が異常繁殖するにはいくつかの原因が考えられますが、一番多い原因は抗生物質の取り過ぎです。胃腸内には百から四百種類、約100兆個の細菌が生息し様々な働きをしていますが、抗生物質を摂り過ぎることでこれらの細菌は減少してしまいます。しかしカンジダはカビですので抗生物質では死なず、他の細菌が減少することでカンジダが繁殖しやすい環境を作り出してしまいます。抗生物質は深刻な感染症から命を救うのは確かな事実ですが、近年ではわずかな感染症への、もしくは、慢性的な抗生物質の投与が問題視されています。また家畜は人間の30倍以上の抗生物質が与えられ、乳牛には80種類以上の抗生物質が投与されているという調査もあります。これらの過剰に投与された抗生物質が私達の食べる肉や乳製品に残留している事は一部の人の間でしか議論されませんが、毎日食べ続けることで、胃腸内の細菌環境に変化をもたらします。

次に胃酸、消化酵素、胆汁はカンジダの繁殖を防ぐ働きがあります。ですから、胃潰瘍や胸焼けのため制酸剤を長期に摂る方や、強アルカリ性の水を頻繁に飲んでいる方は胃酸が中和され、カンジダが繁殖し易い環境を作り出してしまいます。また消化能力が弱い方はこれらの消化液の分泌量が低い傾向にあり、カンジダが繁殖し易い傾向にあります。

この他には糖尿病、ステロイドの長期使用、ストレス等による免疫力の低下もカンジダ菌異常繁殖の原因となりえます。

カンジダ菌の治療方法

カンジダ菌の治療には抗カビ剤が使われますが、抗カビ剤だけでは再発しやすいのが特徴です。それには原因となっている免疫力や胃腸機能の低下、腸内細菌環境が大きく影響を与えているからです。この為カンジダ菌の治療には、先ずカンジダ菌の繁殖しにくい環境を作り出す必要があります。

食事法

食事は砂糖や糖質の多い物は避けます。糖質はカンジダ菌を増殖させて、ガスを発生させる原因になります。乳製品に含まれる乳糖もカンジダ菌を増やしますので避けるべきです。アルコール、発酵食品やチーズなどのカビを含む食品は賛否が分かれますが、私の経験では患者さんの個人差があるようですので注意しながら摂取する必要があります。

消化力の促進

先述のように胃酸、消化酵素、胆汁はカンジダ菌の繁殖を予防する働きがありますので、消化機能の弱い方は、サプリメントでこれらの成分を補充することも可能です。もしくはキバナリンドウ、ゴールデンシールなどの苦味成分のハーブを摂ることで消化機能を促進させることもできます。

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プロバイオティクス

乳酸菌やビフィズス菌といったプロバイオティックは腸内細菌環境を整えカンジダ菌が繁殖しにくい環境を作り出すだけでなく、免疫力を高めアレルギーを引き起こし難くしてくれるので、空腹時に幾つかの種類の菌が配合されたプロバイオティックを摂ってください。

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デトックス

カンジダ菌が異常繁殖している方は、カンジダ菌の毒素が体に蓄積し色々な疾患を引き起こしています。また最終的にカンジダ菌を殺菌するときに多量のカンジダ毒素が排出され、それらの症状の悪化がしばしば見られます。この状況をダイオフと呼びます。このダイオフをを少しでも軽減するには、蓄積したカンジダ毒素をデトックスする必要があります。このために重要なのは肝臓の働きを高めて上げることと便秘の解消です。肝機能はタンポポ根、マリアアザミ、ウコンなどのハーブ、ビタミンB、グルタチオンを摂るとこで高められます。

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免疫力を高める

カンジダ菌は免疫力を低め他の感染症を引き起こしやすくし、より一層カンジダ菌の繁殖がしやすい悪循環を作り出します。抗生物質を摂るので更に悪循環になりますので、自分の免疫力を高める必要があります。免疫力を高めるには規則正しい生活と食事や運動、生薬などの多方面からのアプローチが必要になります。

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除菌薬、サプリ

このようにしてカンジダ菌の繁殖し難い環境を作り出して、次にカンジダ菌の駆除にとりかかります。抗カビ剤のナイスタチンが一般的に使用されますが単体では効果がイマイチで、他の抗カビ剤は副作用が強く体への負担が大きいのでお勧めできません。そこで効カビ作用のあるハーブなどを組み合わせると非常に有効です。

まずはお馴染みのニンニクです。ニンニクに含まれるアリシンという成分が抗カビ作用をもっています。加熱処理をしてしまうと薬効を著しく低下させてしまいますので生ニンニクを一片食べてください。匂いが気になるかたはサプリメントでも同等の効果がえられます。ゴールデンシールなどに含まれるベルベリンには強力な抗カビ作用があります。ココナッツに含まれるカプリル酸、オレガノオイル、ローズマリー、シナモン、パウダルコ、ミルラ、カレンデュラ、くるみの殻、米杉の樹皮、ユーカリ、サルオガセ、キバナオランダセンニチなどのハーブや ウンデシレン酸を組み合わせることでカンジダ菌の駆除が容易になります。

■カンジダ菌対策

カンジダ菌対策には、カンジダ菌の他にもカビや腸内で異常繁殖した細菌に対して殺菌作用のある天然成分やハーブが配合されています。使用されているハーブは全て濃縮抽出物であり、通常のハーブを配合した抗カビ効果を標榜しているサプリメントよりも格段に高い抗カビ、抗生効果を出します。カンジダ菌に効果的なベルベリン、パウダルコ、カプリル酸、オレガノなどの有効成分が配合されているドクターズサプリメントです。
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カンジダ菌の駆除を始めますと疲労、筋肉痛、関節炎、頭痛、胃腸の不快感などが出てきますもしくは悪化があります。これはカンジダ菌の死骸と免疫反応によるもので、治療がうまく行っている証拠です。副作用ではありませんのでしばらく治療を続行して経過を観察してください。しばらくすると快方へ向かいます。

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